皆さんのまわりには、どんな建物や構造物がありますか？ かっこいい超高層マンションや通ってみたい学校、色々なものが売っているショッピングセンター、普段なにげなく歩いている道路や橋、旅行の時に乗る電車の駅や空港･･･、これらは、みんな建設会社がつくっています。建設会社は、私たちの生活をより豊かに、便利にする、社会を支える大切な仕事です。
鹿島建設株式会社
#東京都
鹿島は江戸時代からつづく建設会社です。この長い歴史のなかで、日本初の超高層ビルをはじめ、高速道路や巨大ダム、海底トンネルなど、たくさんのビッグプロジェクトに挑戦してきました。
業種：会社が行う事業
社会をつくる私たちの仕事
建設の仕事には、道路・橋・トンネルなどを作る「土木」と建物を建てる「建築」があります。鹿島の役割は、建物や構造物を設計したり、作り方を考え、実際に建てることです。工事現場では、たくさんの職人さんたちが協力して、ものづくりをします。大きなクレーンやブルドーザなどの建設機械を使うので、安全に仕事ができる環境を作ることも私たちの大切な仕事です。
職種：はたらく人たち
設計
設計の仕事は、建物の外観・内観をデザインする「建築設計」、地震などの災害に強い建物の骨組みを考える「構造設計」、電気・水道・ガス・冷暖房など室内の環境を考える「設備設計」があります。どれも、建物を作るうえで欠かせない仕事です。
施工
施工の仕事は、建物を実際に建てる作業です。設計者がデザインした図面を、実際にどうやって作るか計画します。建物を作るために必要な材料を注文したり、職人さんたちの安全管理やミスなく作業しているかチェックする重要な仕事です。
研究
巨大構造物や超高層ビルをつくるためには、いろいろな技術が必要です。たとえば、地震から建物を守るための装置や、建物を作る材料となるコンクリートを研究しています。環境にやさしい技術であることも重要です。
機械・電気・情報
工事現場ではブルドーザやクレーンなど、いろいろな建設機械が使われています。危険な場所での作業は、人にかわってロボットが働いています。こうした機械の開発、管理、修理などを担当する仕事も、とても重要です。
開発
開発の仕事は、まちづくりです。豊かな発想と企画・計画・実行力で安全・安心、便利で快適なまちをつくります。
営業
営業の仕事は、お客様が作りたい建物や予算などを聞いて、理想のプランを提案します。お客様の相談相手となる存在です。
サステナビリティの取り組み 〜SDGs、環境や社会をよくする活動〜
〜SDGs、環境や社会をよくする活動〜
自動で働く建設機械
建設現場ではブルドーザやダンプカーなどいろいろな種類の建設機械を使って工事が行われます。鹿島は建設機械を自動運転させることに成功。無人で現場の作業ができるシステム「A⁴CSEL（クワッドアクセル）」を開発しました！秋田県で建設中の成瀬ダムでは、タイヤの直径が２mちかくあるダンプトラックで運んできた大量の材料を、幅４mのブルドーザで平らにして、その上を乗用車の10倍重い振動ローラで固めていく作業が、昼も夜も休みなく14台の建設機械によって全自動で行われます。しかも、これらすべての作業を現場から400kmも離れた神奈川県にある管制室で社員3人がみまもります！
ZEB（ゼブ）ってなーに？
ZEB（ゼロ・エネルギー・ビルディング）って知っていますか？いろいろな省エネ技術を取り入れて、無駄なエネルギーをできるだけ使わないエコな建物です。例えば、自然の涼しい風や日差しがはいれば、エアコンや照明をつける必要がありません。太陽光や風力でつくられたエネルギーはとてもクリーンです。サステナブルな地球であるために、環境に配慮した建物がいま注目されています。
災害復旧は建設業の大切な役目
日本には、地震や台風などによる自然災害が多い国です。自然災害が発生すると、私たち建設会社は、お客様の建物に被害がでていないか調査をしたり、被災現場にかけつけ復旧活動を行います。普段、建設会社はたくさんの人と建設機械で仕事をしています。鹿島はこの総合力を生かし、災害発生時には復旧活動に務めます。
CO₂で固まるコンクリート
建設工事では大量のコンクリートが使われます。コンクリートはセメント、水、砂、砂利を混ぜてつくり、水とセメントが反応して固まります。しかし、セメントは、原料を高温で焼いてつくるので、そのときに多くのCO₂が発生します。そこで鹿島は、なんと、セメントの代わりにCO₂と反応して固まる粉でコンクリートをつくることを発明したんです！それが「CO₂-SUICOM（シーオーツースイコム）」！「CO₂-SUICOM」はCO₂で固まる世界初のコンクリートです！
知識情報 〜なるほど！豆知識〜
Q.大きな地震がきたら、建物は壊れないの？
A.大きな地震にそなえて、いろいろな技術を開発しています！
地震が起きると建物は揺れます。揺れても安全な建物であるために、3つの技術があります。
①耐震:建物を頑丈に作って、地震の揺れに強くします。
②制震:建物に揺れを吸収する装置を設置します。
③免震:建物の下や中間に、地震の揺れを小さくする装置を設置します。
これらの地震対策技術を使えば、大切な建物を守り、人々の不安をやわらげることができます。地震対策は、安全で快適な生活のためにとても重要です。
Q.将来、宇宙に住むことができる？
A.鹿島は宇宙に住むための研究開発をしています！
空を見上げると月が見えますよね。ウサギが住んでるのかな。火星人っているのかな？宇宙に住んでみたいな。そんなこと皆さん思ったことはありませんか？鹿島では月に人が住むための人工重力施設「ルナグラス」を研究しています。自動で働く建設機械も、宇宙への建設に向けた技術として活用できます。皆さんが大人になった時、宇宙に住むのがあたり前になっているかも？！
動画で学ぶ 鹿島建設株式会社
鹿島建設株式会社
みなさんへメッセージ
鹿島は「100年をつくる会社」として、1840年の創業以来、人々が安心して快適に生活できる社会を作るために、国内外で建設の仕事をしています。「100年をつくる」という言葉には、社会に対する責任と誇りが込められています。建設業は、社会を豊かで幸福にすることができる、やりがいのある仕事です。私たち鹿島は、これからも100年後の未来を考えて、新たな挑戦をつづけていきます。
開催イベント
会社概要
| 会社名 | 鹿島建設株式会社 |
|---|---|
| 英語名 | KAJIMA CORPORATION |
| 設立年 | 1840 |
| 本社 | 東京都 |
| URL | https://www.kajima.co.jp/ |