Synspectiveは、小型SAR衛星と関連システムの開発・製造・運用を行っている会社です。SARはSynthetic Aperture Radar(合成開口レーダ)の略称で、小型SAR衛星は電波の一種であるマイクロ波を使って、その反射を利用し地表面の地形や構造物の形を観測します。小型SAR衛星は、大型機に比べ、複数機を打ち上げやすく、衛星同士を連携させて地球全体を観測するシステム(コンステレーション)を構築することができます。また、昼夜天候に左右されず、高精度で地球を観測することができる特徴を持っています。得られたSARデータは、政府機関や研究機関、企業へ提供し、例えば、災害における洪水、地すべり、火山噴火などの被害状況の迅速な把握や、連続的に記録されたデータによって、広域の地盤リスクを調べることができます。こうした地球規模のリスクの解決と人々が安心して暮らせる地球環境が未来に続くよう、宇宙産業を通して社会に貢献している会社です。(写真:東京駅付近のSAR画像)