お茶を急須で淹れた後やティーバッグの中に残っているお茶の葉を「茶殻(ちゃがら)」といいます。伊藤園は、この「茶殻」を有効活用する独自のアップサイクルの取組み「茶殻リサイクルシステム」を用いて、持続可能な社会の実現を目指しています。「茶殻リサイクルシステム」とは、お茶を抽出した後、乾燥させることなく、水分を含んだまま輸送し、日用品や工業製品にアップサイクルできるシステムです。乾燥工程がないためCO2排出量を抑制できます。また、茶殻には、緑茶に含まれているカテキンやテアニンなどの有効成分が多く残っており、抗菌性・消臭性といった機能性があります。伊藤園は、このような機能性を持つ茶殻を「茶殻リサイクルシステム」を用いて日用品や工業製品などの原料に配合した「茶殻アップサイクル製品」の開発を行っています。